闊達行雲の日記&レビュー

イラスト、小説、ゲームを作っています。

今年一年ありがとうございました

早いもので一年が経過しました。

来年はブログもそうですし、作品の売り上げ面でもより多くの方に作品を見てふれていただき、上を目指してやっていこうと思っています。どういうジャンルにせよ、自分のできる範囲でやれる事はすべてやったうえで、その上で、より需要───みなさんが欲しているジャンル───を見出していこうと思っています。

今年一本「小説」を出せたことは大きく、作画面での不安・不満は文章を書くことでかなりの部分、解消されていくのだということが、強く知らされた一年でした。
ツイッターなどでもつぶやいていますが、自分は創作上の悩みが多く、手クセや思考の絡まり方が、学生時代のものが強く残存しており、それを解除していくのに、いろんな分野・角度からのアプローチ(学術的なものも含む)が必要になるタイプの描き手でした。それを時間をとって読書、文章制作に打ち込むことでその悩みを一つ一つ解除していき、ようやくYouTubeのお絵かき講座や、お絵かきサイトなどで言われていることが、少しずつ「自分のこと」として腑に落ちるようになってきた感じです。

創作に悩んでいてどうも描きたい絵がうまく描けないとか、頭の中にあるイメージと手元で表現できる内容に乖離があるというタイプの方、自分で思っている作画レベルと、いいね!やpixivでいうとブクマなどが全然一致しないという方は、一度、文章制作──小説を書き、そこからその中で登場している人物がどういうことを思っているかを意味洞察してみること───を行ってみることで、その悩みがほどけていくかもしれません。

とくに絵を描いていてもそれだけで満足できず、論理的に考えたり、学術的な知識を豊富に持っている方は、それとの葛藤が、悩みを引き起こしている場合があると思います。
このことは他の講座やお絵かきサイトを見ても、ほとんど誰も語っていません。
それならそれで、学問の道の方にいく!というふうに思い切って道を選択していければそれでいいのですが、どうも「絵の方で食べていきたい・・・」というように、お絵かきがドンと自分の中で大きな位置を占めている方にとっては、様々な欲求が絡んでいてとても苦しいと思います。

そういうときは、無理せず時間をとって、絵を描きたい気持ちはそのままにしておいて、描きたいときに描きながら、「文章制作」をしていくと悩みがほどけていくことがあると思います。
絵を描きたいときには、まずその気持ちを持ちながらも、文章の方に答えを求めてみる・・・。そのような可能性があることを知っておいてください。
そしてそういう悩みが強い方は、「絵が描けなくても文章が書けるからいいんだ!」というように、ベクトルを複数もつことで、一つの方向に行き詰まったときにでも、そこで絶望してしまうのではなく、文章制作の方向で活路を見出していけます。
そのような視点があるだけでも、随分気分的に楽です。

文章を書くことで、意味的に「自分が何に悩んでいるのか」を知る。そして、それをこれまた“意味的に”解消するにはどうすればいいかを、「文章」で思考する。
また適宜、読書を行い、絵だけでない実存的な悩みを解消する方向で考えてみる───。

そのようなやり方を繰り返しているうちに活路が開けてきます。
自分とタイプが似ているなと思う方はそのようなやり方で、直面している課題に取り組んでみてください。
多分これを読んでピンときている方は、創作に強い気持ちを持っている方だろうと思うので、その思いが結実するように、自分がやってみて効果のあったことは記事にして書いていこうと思っています。今後の活動にご期待ください。

それでは、来年以降も継続して文章制作、小説の制作を行いながら、一作でも多くの作品を出していけるように、制作にいそしみたいと考えています。
ご縁のあるみなさま、来年も当サークルを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※喪中につき、新年の挨拶は控えさえていただきます。